とかち地区薬薬連携シンポジウム2018

テーマ 「副作用を未然に防ごう」

日時  平成 30 年 2 月 2 日(金)  19:00〜21:00
共催  北海道薬剤師会十勝支部 十勝病院薬剤師会 北海道病院薬剤師会
出席者数  65名 (薬局38名 病院27名)

【報告】  「北海道薬薬連携シンポジウム2017に参加して
       十勝支部 薬薬連携委員長 篠田 雅和
【発表】  座長:北海道薬剤師会十勝支部 副支部長 畠 弘之 先生
           十勝病院薬剤師会      副会長 三島 保之 先生

  1. 医療安全から見た副作用対策
    国立病院機構帯広病院 亀田 真梨子 先生
  2. 活性型ビタミンD3製剤服用中に高Ca・高Mg血症を呈した事例
    十勝いけだ地域医療センター 佐藤 倫亮 先生
  3. 緊急度に応じた皮膚症状のトリアージ
    フロンティア薬局帯広店 山本 大樹 先生
  4. バイタルサインを用いた副作用の早期発見〜薬剤師に求められる期待と責任〜
    つがやす薬局東2条店 山本 洋介 先生
 

今年は副作用対策をテーマとして、副作用の未然回避や重症化回避に関する取り組みについて話し合われました。

国立病院機構帯広病院の亀田真梨子先生からは以下のような取り組みの報告がありました。
入院時持参薬鑑別における誤薬や重複投与のリスクを減らす、内服薬自己管理開始時に薬剤指導を行うことで患者の薬への意識を高める、退院時薬剤管理指導で入院中開始薬や変更薬の適切な指導をするとともに、おくすり手帳を通じて調剤薬局へ情報提供、というものです。

十勝いけだ地域医療センターの佐藤倫亮先生からは、他職種からの質問内容(脱力や意識障害の症状)と薬歴から高Ca血症と高Mg血症を疑い、検査を提案した事例が報告されました。

フロンティア薬局帯広店の山本大樹先生からは、副作用対策ツールとしての薬の適正使用協議会が作成する「くすりのしおり」、製薬企業による「好ましくない副作用の自覚症状一覧表」の紹介があったほか、緊急を要する皮膚症状についての解説がありました。
「発疹+発熱」「発疹+血圧低下」については特に緊急を要する症状の目安となるという点を強調して話をされていました。

つがやす薬局東2条店の山本洋介先生からは、バイタルサイン・フィジカルアセスメントについてと、バイタルサインの採取によって早期に副作用を発見した事例について報告があったほか、薬剤師に求められる期待と責任として、薬を渡す前までの調剤や記録だけではなく薬を渡した後のフォローが大切であること、「薬理学」「薬物動態学」「製剤学」といった薬剤師の専門性をもっと臨床で役立てるためにバイタルサインを活用できることが話されました。

副作用についての知識を深めるとともに、様々な立場での取り組みを知ることでさらに連携を深めるきっかけとなるシンポジウムとなりました。


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